企業に勤めているとよく戦略という言葉を耳にするのではないのでしょうか?今年度の戦略はこうだから、個別の顧客向けの戦略を考えよう、みたいな感じです。
しかし実際戦略とは何かを説明して!と言われたら正しく説明できるでしょうか?
戦略を正しく理解し、自ら戦略を描けるようになることで、あなたの仕事は劇的に改善されるかもしれません。
今回はそんな戦略とは何かがわかる本を紹介します。
本記事はこれまで100冊以上のビジネス書を読み、現在も週1冊以上のインプットをしている私が、仕事に役立った書籍を紹介するものです。
<誰でも週1冊読書が無理なくできる方法>
戦略と戦術の違いわかりますか?
楠木建著『ストーリーとしての競争戦略』
本書は”戦略”を語るうえで外せないベストセラー書籍です。戦略とは何であるかが論理的に解説されています。
実務家でない著者の楠木さんが戦略を語る意味は、理論と理論でない部分の境目を認識することにあると言います。徹底的に論理的に練られた戦略の上に現場の勘が加われば最強というわけですね。
本書自体も語り口調で様々な企業の事例を交えて書かれているので、重いテーマの割には読みやすいと思います。
本格的な経営書なのにベストセラーになってしまった本書には、それだけの理由があります。
リチャード・P・ルメルト著『良い戦略、悪い戦略』
本書は戦略の教本的な本です。本書で書かれている戦略の定義は実にシンプルです。
良い戦略とはだれが聞いても単純明快で、効果が出る打ち手にリソースを集中することです。
それを説明するため、本書では戦争のシーン、企業が飛躍を遂げた際の事例などを持ち出し良い戦略とは何かを紐解いていきます。
個人的に共感を覚えたのは悪い戦略とは何かの部分です。
空疎である、標語だけで重要な問題に取り組まない、目標を戦略と取り違えているなど、実は普段の業務で陥りがちなワードのオンパレードでした。
メルカリCEOも認める本書、まずは悪い戦略に当てはまっていないかを知れるだけでも十分価値のある一冊です。
入江 仁之著『OODAループ思考[入門]』
本書は戦時下において生まれたと言われる思考法・OODAループ思考についての本です。
OODAとは元々戦争の状況において一瞬の状況判断と正しい行動で出来るだけ生還するという考え方に基づいています。(え~と、この状況は敵に囲まれているから、仮説としては~とか考えてたらやられますからね笑)
Observe(観察)/Orient(理解)/Decide(決める)/Act(動く)の頭文字をとっているのですが、特にこの中の【理解】に重きを置いています。
またこの思考は早さに特徴があり、他の思考法と比較してもこれからの時代に即した思考法と言われています。
日本人はどちらかというと優柔不断、人に合わせるといった特徴があり苦手ですよね。
実はこのOODAループ思考、宮本武蔵の書いた『五輪書』と通じるところがあるのです!宮本武蔵コラムなども交えてとっつきやすい内容となっています。
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