○○をやろう!✖✖を意識していこう!
もしリーダーのあなたがこんな風に部下を動かそうとしていたら、うまくいかずに終わるでしょう。
組織を運営する上でマネジメントルールの設定は必ず必要になってきます。
部下を動かすには単なる目標宣言や、押しつけでは不十分です。
今回はマネジメントルールの設定法についてです。
マネジメントルールの設定法
組織で成果を上げるためにマネジメントルールは必須
この記事を訪れてくれたあなたはなんらかのマネジメント業務を任されている方でしょう。
マネジメントは自らが成果を上げるだけにとどまらず、組織として成果を上げることが求められるポジションです。
マネジメントはすべての事象を直接自分でコントロールすることができないため、組織として成果を上げるには必ずマネジメントルールが必要です。
例えどんな商談も受注してしまうスーパー営業マンがいたとしても、任される範囲が広がるとすべての商談に関わることが不可能です。
だからプレーヤーの成功確率があがるような再現性の高いルールを設定し、組織を成功に導く必要があるのです。
ルールというと堅苦しく聞こえますが、必ずしもプレーヤーを縛るものではありません。
プレーヤーが我流でやっているのを放置するのは自主性とは言わないのです。ただしルール設定の時にはプロセスが重要になります。
上司の言うことを聞くべき=間違い
メンバーを動かすのにルールなんて当たり前だろ!あれやれ!これやれ!といつも忙しく指示出してるよ!
もしあなたがそんなやりかたをしているのであれば、改める必要がある可能性が高いです。
大前提として、会社には職制があり、最終決定権は職制に従うというのは組織として正しい姿です。
この規律が無いと一度決まったことが現場でひっくり返ったりとめちゃくちゃなことになります。
だからといって、メンバーは上司の言うことを必ず聞くべきという前提のもと単調な指示を出すのは間違いです。
あくまでマネジメントとは組織を管理し成果を出すという役割を与えられた人であり、1プレーヤーより偉いんだなどと思ってはいけません。
プレーヤーは現場の課題を解決する上で様々な事情があります。
いくら上司だからと言って上からあれしろこれしろと命令されて、はいわかりましたとはならないのです。
さっき職制に従うのは大前提って言ったのに矛盾してるじゃないか!
その通り、矛盾してるんです。
メンバーだって上司の言うことを聞かないといけないとは理屈ではわかっています。
しかし、人間は感情で動く生き物です。わかっちゃいるけどやりたくないってやつですね。
もし仮に人間が合理的に動くなら、夏休みの最終日まで宿題をためている人はいないわけです。
だからマネジメントはメンバーには前向きな気持ちで動いてもらうように働きかける必要があるわけです。
マネジメントルール設定に必要な要素3点
ではどのようにすれば、メンバーが前向きに動いてくれるルールを設定することが出来るのでしょうか。
そのためにはルールを設定する際に以下の3要素を盛り込むようにしましょう。
- ルール設定の目的
- ルールを設定することによる効果
- ルールの具体的な内容
ルール設定の目的を伝える
なぜそのルールを設定するのかを伝えるようにします。
その際ルールを実行するプレーヤーのメリットを盛り込むことがポイントです。
例)1on1ミーティングを始める目的を伝える
・メンバの皆さんが相談する時間を定期的に確保するために実施します
ルール設定の効果を伝える
ルール設定の目的に近いですが、ルールを設定することによる効果を伝えるようにします。
ここでもやはりプレーヤー目線がポイントになります。
例)1on1を実施する効果を伝える
・皆さんが仕事や(時にはプライベート)のモヤモヤを引きずらないようにしたいと思っています
ルールの具体的な内容を伝える
具体的な実施方法、期限、注意点などを伝えましょう。
せっかく目的や効果を伝えても具体性に欠けると絵空事を言っているだけになってしまいます。
例)1on1の実施方法を伝える
・毎週○曜日×時~本社会議室Aにて、1人30分間対面で実施します。
・事前に会議依頼をします。都合がつかない場合はメンバ間で調整頂いて構いません
・対面が難しい場合はWeb会議でも可です
まとめ
今回はマネジメントルールの設定法について書いてきました。
- 組織で成果を上げるには、
マネジメントルールが必要 - 上司だからといってメンバーが
言うことを聞くとは限らない - ルール設定時には
目的/効果/具体性を伝える
回り道なようで、このようなステップを踏んでルールを決めることで、メンバーが気持ちよく動いてくれるようになります。
このルール設定がうまくできるようになれば、メンバーに媚を売らなくても、強権を発動しなくても、必ず組織としての成果が上がるようになります。
ビジネスをスケールさせるスキルとしても是非今回の内容をご活用いただければと思います。
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