失敗しない副業の始め方〜怪しい話に騙されるな〜

スキルアップ

このまま本業だけ続けていて大丈夫だろうか?

仕事内容に不満はないけどもっと稼ぎたい!

将来への不安やクラウドソーシング等の充実で副業はあたりまえの時代になりつつあります。

今回は失敗しない副業の始め方についてです。

りょーすけ
りょーすけ

新卒で東証プライム上場企業に入社して法人営業。その後ベンチャー企業に転職しました。会社員としての活動に加え、株式会社ハイパファーマンスのコーチングプログラムを修了。プロコーチとして時間術、仕事術、目標達成の方法などを発信しています。
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本記事の内容
  • 副業を始めるときに最初に決めるべきこと
  • 「副業禁止」で諦めてはいけない理由
  • 副業をする時間を確保する方法

失敗しない副業の始め方

まずは副業の目的を明確に

まず副業を始める上で決めるべきは、副業の目的です。

目的を決めないことには、なんの副業をやるのか、どれくらいパワーをかけるのかなど全てがブレます

そもそもなぜ副業をはじめようと思ったのでしょうか?

毎月あと数万円のお金が欲しいから、自分のビジネスを立ち上げたいから、起業したいから、スキルをつけて本業に活かしたいから、転職したいから、その理由は様々でしょう。

副業をしたい理由に良い悪いはありません。

ただ、なんとなくで始める副業は100%失敗します。

特に最近は詐欺まがいの副業サポートが急増しています。

こんなワードで副業サポートを語る人は99%詐欺なので騙されないようにしましょう笑

【99%詐欺!副業関連要注意ワード5選】
「楽して稼げる」
「初心者でも簡単」
「スマホでラクラク」
「人生逆転」
「成り上がり」

どんな副業をやればよいのかわからなくても焦らなくて大丈夫です。

カラーバス効果というものをご存知でしょうか?

ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のことです。

心からやりたいと思える目的が見つかれば、勝手にやるべき副業は見つかります。

まずは自分で納得するレベルまで、副業をやりたい理由を具体化しましょう。

「副業禁止」で諦めなくて良い

副業をやろうと思って気になるのが、自分の会社は副業禁止かどうかではないでしょうか?

まずは自身の会社の就業規則を確認してみましょう。

企業の副業に対するスタンスは大きく分けて2パターンです。

・条件付きだけどOK
・原則禁止

条件付きだけどOKの場合は、競合でないこと、自社の業務に支障をきたさないこと、届け出さえすればOKのような条件がついていることが多いです。

いずれにせよハードルはほぼないので、心配せずに副業しましょう。

ただし、伝統的な日本企業の場合、昇進するのは結果だけでなく会社へのコミットが高い人間です。

許可が必要なければあえて言う必要はないでしょう。

またオープンな文化でも、外資系企業のように実力主義の文化の場合、結果が出ていないと詰められる原因になります。

徐々に副業人口が増えているとはいえ、副業を積極的に推奨しているような会社はまだまだ稀です。

あえて副業を公言することもないでしょう。

【コラム】副業採用している会社もある?!

そして自社の就業規則で副業が原則禁止とされていた場合も諦めなくて大丈夫です。

そもそも完全に禁止ならはっきり【禁止】と書くはず。

そこに【原則】とつけざるを得ない理由があるのです。

理由は3つあります。

1.そもそも憲法で職業選択の自由がある

日本国憲法第22条には、職業選択の自由が明記されています。

大前提、日本国民には職業に関しての自由が保証されているのです。

公務員は副業禁止の法律が。。
国家公務員法第103条で営利企業の経営および兼業が禁止されています。
非営利の事業団体であっても同104条で所轄庁長の許可が必要という厳しさです。

2.副業を理由にした解雇等の処罰が無効とされた判例がある

競合しているわけでもなく、土日や休日などに副業をおこなうパターンの場合、会社は副業を禁止できません。

本業の労務提供上の支障が生じる可能性が低いためです。

■マンナ運輸事件(平24.7.13判決)
・従業員が会社に対して平日にアルバイトの申請をするも過労となり管理もできないという理由で却下される
・今度は日曜日に運送関係のアルバイトの申請を出すも同業のためという理由で却下される
・さらに日曜日に飲食店でアルバイトの申請を出すも過労の可能性があるという理由で却下される
・これら会社の判断は勤務時間外の兼業は原則自由であり企業秘密が漏洩する等の事態も認められないことから違法となった

そもそも土日に何をしていようと会社が口を出す権利はありません。

ただし処罰されないことと処遇が悪くなることは別問題です。

勤め先の会社において自分がどうなりたいのかと照らし合わせて、賢く副業を始めましょう。

3.そもそも副業の定義が曖昧

実は副業の定義は法律で明確に定められていません。

総務省は副業について「主な仕事以外に就いている仕事」と定義し、中小企業庁も「一般的に、収入を得るために携わる本業以外の仕事」と定義しています。

やはりぼんやりしていますよね。

本業以外で20万円以上の収入を得ると確定申告が必要になりますが、副業をはじめていきなり20万円以上稼ぐことはほぼありません。

いわば副業はじめたての頃の活動、もしくは収益が少額の状態は趣味の範疇ともいえるでしょう。

公務員が副業禁止である旨は上述しましたが、趣味と言い張れるかどうかがポイントとなりそうです笑

軌道に乗ってきたら家族名義で法人化するなどやり方はいくらでもあります。

とりあえずスモールにはじめただけなら吊るし上げられることはありません。

あれこれ考える前にまずはやってみる、それくらいの気構えが丁度よいのかもしれません。

副業の時間は朝に確保しよう

副業を始めるにあたっては、時間の確保が必須です。

「副」業とはいえ本業のサブでうまくいったら良いや程度では間違いなくコケます。

必ず一定以上の行動量を確保する習慣が必要です。

まずは現在の生活の中でどの時間を副業にあてられるかチェックしましょう。

なんとなくダラダラテレビやスマホゲームをしている時間は真っ先に削る対象です。

ただし、ブロックのように今やっている別の時間を副業の時間に入れ替えようとしても、簡単に副業の習慣は身につきません。

例えば仕事から帰ってテレビを見ている時間を副業にあてようと思っても、急な残業、疲れ、食事の誘いなど阻害要因はたくさんあります。

そこでおすすめなのが、朝の時間を副業にあてることです。

朝に副業をやるメリットには以下があります。

・朝の脳が1番クリアな状態で作業ができる
・誰にも邪魔されずに作業ができる
・朝一本業以外の作業をすることで自己肯定感が高まる
・毎朝起きるモチベーションが湧いて身体が健康になる

他にも朝起きて活動するメリットはあげればきりがないくらいです。

朝起きる時間の目安としては、始業の3時間前に起床することをおすすめします。

9時始業なら6時に起きることになりますね。

3時間前に起きれば、準備やなんやらで1時間、通勤に1時間かかるとしても1時間は作業にあてることが可能です。

テレワークが使える場合は純粋に通勤時間分のもう1時間作業が出来ちゃいますね。

朝の副業が軌道に乗ってくると、さらに作業の時間が欲しくなってきます。

そのようなモチベーションが高まった時に初めて、娯楽の時間を削るなどしていけば良いと思います。

最初から完璧を求めず、少しずつ変えていけば良いのです。

ちなみにこの記事も基本通勤電車の中でスマホで書いています笑

朝をうまく使うことで隙間時間の使い方もうまくなっていくので、全ては朝の習慣づくりからと言っても過言ではありません。

まとめ

今回は失敗しない副業の始め方について書いてきました。

・まずは副業の目的を明確にする
・副業禁止だからといって諦めなくて良い
・朝の時間を使って副業を始めよう

ちなみによく質問を受けたり、記事を見かけたりしますが「おすすめの副業」なんてものはありません。

なぜなら人によって副業に求めることは異なるからです。

流行りでワリの良い副業のようなものは、あったとしてもすぐに廃れます。

甘い話に惑わされずに、自分が決めた目標に合致する副業を粛々とやれると良いですね!

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