起業をするとき、まずは小さく立ち上げるスモールビジネスが鉄則です。コストをかけずに事業を作り、スケールアップさせるにはどのような戦略が必要なのでしょうか?
今回は個人で勝てるビジネス/スモールビジネス・仕組み化についてです。
個人で勝てるビジネスとは
スモールビジネスの始め方
これからの時代は副業時代と言われています。
政府が働き方改革の一環として副業を積極的に推進していることや、それに伴い、副業を解禁する企業が増えたことから2018年は副業元年と言われました。
しかし、いきなりビジネスを始めるといってもお金がかかったり、どういうビジネスをはじめればよいのかわからないというケースが多いです。
そのような状況において、大きな元手無しにビジネスをはじめることができ、かつ競合しない戦略をとるという考え方がスモールビジネスです。
スモールビジネス思考とは
スモールビジネスではあなたが何を出来るかは関係ありません。つまり何を売るかではなく、どこで誰に売るかを重要視します。
例えば運転するという行為で稼ぐという中でも、タクシードライバーとして稼ぐのと企業の役員車のドライバーでは給料が異なります。
そのためにはまず価格を決めてからサービスメニューを決めるというダイナミックプライス思考で考えていくことが必要です。
このダイナミックプライス思考をとることで、〇円でサービスを売るためには何をすれば良いだろうという施策を考えることが出来るようになります。
個人でビジネスを行う上では、差別化を行いつつ収益性を高めるために、このダイナミックプライス→施策立案というサイクルによる価格弾圧(価格を上げてサービスの見直しをする)を行うことが効果的です。
GAPを埋める思考法
では売りたい価格と現状のGAPをどのように埋めていけばよいのでしょうか。そのためにはまずGAPが生まれている問題の深堀を行っていく必要があります。
例えば下記のように売上500万円から1000万円にあげたいと思ったときに、いきなりGAPを埋める施策(TO-DO)から考えるのではなく、GAPを生んでいる理由から考えるというイメージです。
従って問題解決の順番はこのようになります。
①AS-IS/TO-BEの把握
②GAPがある理由の深堀
③コントロールができる部分を抽出
④優先順位付け
⑤TO-DOタスクへの落とし込み
まず①AS-IS/TO-BEの把握においては現状と理想を以下のように整理していきます。
続けて②GAPがある理由の深堀にて、GAPを引き起こしている現状の理由を3回以上深堀りします。
深堀によって事象を引き起こしている要因の原因がわかり、TO-DOに落とし込めるレベルになってくるので、③コントロールができる部分を抽出を行います。
分別を行った後、コントロールできる施策に関して④優先順位付けを行っていきます。
ここまで来てようやく最後にTO-DOリストに落とし込んで施策を実行していきます。ここまでのテンプレートを是非活用してください!
このサイクルをスピード感を持って回すことが個人で勝つためのポイントです。
スモールビジネスにおけるコスト戦略
スモールビジネスは初期投資を大きくしない方法を考える必要があります。まずはそのビジネスを始めることが出来る時間とスペースの隙間を見つけるようにしましょう。
例)
・昼間だけやっているカフェを
夜借りてバーをやる
・駐車場の空きスペースで
イベントをやる
・お寺でヨガをやる
また宣伝を行う上でもクロスコストを検討することでコストを安く商圏を広げられます。
スモールビジネスにおけるサービス戦略
スモールビジネスはサービスにおいても競合や大手との差別化が重要です。
例えば動画制作という市場は相場が決まっていますが、プランニングからはじまり動画制作、動画運用まで一連で行うメディアコンサルという立て付けならどうでしょうか。
そうすることで動画制作だけの相場に捉われる必要がなくなります。またアンバンドルという手法で一つのサービスに特化することでニッチ戦略をとることも有効です。
このようにサービスの工夫をしたうえで、顧客を囲い込んでコミュニティを作ることで、スモールながら強い基盤を作り上げることが可能になります。
仕組み化の重要性
それではスモールに始めたビジネスがいざ軌道に乗ってきたら何が必要になるでしょうか。事業のスピードと収益性を保ったまま拡大していくために重要なスキルが仕組み化です。
では仕組み化において必要なものはなんでしょうか。
仕組み化に必要なマインド
まず仕組み化をするうえでは従業員のモチベーションは無視することが必要です。
どんなにモチベーション維持にパワーを割いても、プライベートでその人に何かあった際それらの努力は無駄になってしまいます。
ハンバーガー屋はレジからキッチンからマニュアルが徹底されており、従業員のモチベーションに応じてハンバーガーの出来が変わったりしませんよね?
従ってトップダウンでの意思決定が出来る状態にしたうえで仕組み化を進めることがポイントです。もし1,000人に1人で対応するなら?を念頭に、特例対応は行わないようにします。
マニュアル化とタスク化の徹底
では具体的に仕組み化をするために必要なことはなんでしょうか?それはマニュアル化とタスク化の徹底です。
以下のようにステップごとのタスクと実行する人物を整理します。
事務手続きに等に関してはもちろんのこと、営業プロセスに関しても自動化・均一化します。(トップ営業マンは作ってはいけない!)
そうすることで問題点への打ち手が打ちやすくなりますし、動画で営業研修等を行えば新しい商材が出た際もスピーディに対応が可能になります。
マネージメントの仕組み化
マネジメントに関しても仕組み化をしていく必要があります。ただそれは、誰にでも同じマネジメントをするということではありません。
組織は社会に貢献するものであると同時に個人が自己実現をする場でもあります。
そこで人が働く目的のタイプに分けてマネジメントを行うことが有効となります。
こうすることで人のモチベーションに左右されない強い組織を作ることにつながります。
雪だるま式にビジネスを膨らませる方法
スモールビジネスを軌道に乗せ、仕組み化が出来たら拡大させていくフェーズとなります。拡大においてはそれぞれのフェーズに適したSNSを活用します。
上記戦略をとるうえでのフレームワークとしてダブルダイアモンド思考があります。ダブルダイアモンド思考によって目的に対して適した施策を導き出すことができます。
個人で勝てる方法とは、他とは争わない領域でビジネスを行うことです。今回見てきた方法で独自の領域を見つけ出し、ちょっとずつビジネスを膨らませていきましょう。
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本記事はオンラインビジネススクールURUの講義内容を元に記載しています。関連記事は以下です。
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