コーチングって怪しくないの?
スポーツのコーチはしってるけど。。
何かと勘違いされやすいコーチングですが、日本では2015年〜2019年で市場規模が50億円から300億円と6倍にもなっており、現在は更に伸びている市場です。
今回はコーチングが怪しいと思われる理由についてです。
コーチングが怪しいと思われる理由
理由①:日本での認知度が低いから
コーチングは日本においてまだまだ認知度が低い状況です。
冒頭日本におけるコーチングの市場規模は約300億円で急成長中とご紹介しました。
ではアメリカではどうでしょうか。
アメリカにおけるコーチングの市場規模は約1兆6,000億円です。
アップルのスティーブ・ジョブズやGoogleのラリー・ペイジ、フェイスブック(Meta)のシェリル・サンドバーグらがビル・キャンベルというコーチをつけてビジネスを飛躍させていた『1兆ドルコーチ』という本が世界的なベストセラーになりました。
日本とアメリカの人口の違いは3倍なので、まだまだ日本での認知度が低いことがわかります。
人はそもそも知らないものを敬遠しますから、認知度の低さが理由の一つと言えるでしょう。
理由②:無形サービスだから
コーチングとはなんですか?と聞かれたらなんと答えるでしょうか。
「指導をすること」
「質問を通して相手のポテンシャルを引き出すこと」
「専門性を元に解決策を提示すること」
こんな答えが思い浮かんだでしょうか。
コーチングとは一言でいうと【専門性を元にクライアントを理想の未来へ導くこと】です。
【コラム①】
コンサルティングとコーチングの違い
コンサルとコーチングでは「手法」と「タイムライン」が異なります。
コンサルは知識/情報/ノウハウを用いたアドバイスを行い短期的に成果をあげます。
一方コーチングはアドバイスと言うよりは対話を通じてクライアントの内発的な動機を引き出し、中長期的スパンで成果をあげます。
コーチングでは理想の未来に導くために対話を通じて質問などを行っていきます。
一連のプロセスを通じてクライアントには変化が起こりますが、目に見えないんですよね。
家を建てるというシーンなら、注文した理想の家が完成していく様子を見ることができますが、コーチングはそういうわけにはいきません。
正確には無形だからわかりづらいというより、コーチングのメリットを言語化しきれていないことに理由があると考えています。
「モヤモヤがはれます」
「理想の自分になれます」
「人生変わります」
コーチングを受けると本当にこのような感覚を受けるので私自身気持ちはめちゃくちゃわかるのですが、コーチング未経験の方だとぴんと来ないと思います。
例えばキャリアに関するコーチングであれば、
「キャリア目標が明確になり昇格や転職が実現できる」
「収入がUPする」
というところまで落とし込む必要があります。
コーチングを受けることで、クライアントのBeforeーAfterがはっきりしていることが重要です。
*逆に言うと曖昧なコーチングは避けたほうが無難です。
【コラム②】
カウンセリングとコーチングの違い
カウンセリングとコーチングでは「視点」と「目的」が異なります。
カウンセリングは過去から現在に視点をあて「今の自分でも良いんだ」という自己肯定感を高めます。
一方コーチングは理想の未来に視点をあて「自分ならもっと出来る!」という自己効力感を高めます。
またコーチングでは現状の意識を理想の未来に向けて変えていくアプローチをとります。
現状を変えるため、今「あたりまえ」と思っていることから脱却を図るわけです。
起業コーチであれば「会社員として稼ぐことがあたりまえ」という状態を脱却し、起業しているクライアントのイメージを具体化していきます。
その過程では、コーチによってはスピリチュアルな表現を用いることもあります。
「心の声に従ってください」
「周波数を合わせる」
みたいな感じですね。
目的は【現状からの脱却】なわけですが、アプローチの表現だけ見て怪しいと思ってしまう人がいることも事実です。
ある先輩コーチが「スピリチュアルは量子力学で説明できる」とおっしゃっていました。
私もどちらかというと見えるものしか信じない派なのですが、これを聞いて量子力学のことを調べたら非常に面白かったです。
結果的に現状を変えて理想の未来に向かっていければ良いわけですから、あまり細かい表現だけをとって警戒するのはもったいないです。
このように無形のサービスであることから派生するいくつかの事象も怪しいと思われてしまう理由です。
理由③:なんちゃってコーチが大量発生したから
コーチングの資格は全て民間資格です。
逆に言うと資格がなくてもコーチと名乗ってコーチングを行うことができます。
またクライアントとの対話を通じて内発的な動機を引き出すという性質から「答えはクライアントが持っている」という言い方をされます。
この答えはクライアントが持っているという言葉が誤認されて「教えなくてもコーチができる」というように勘違いされている傾向にあります。
結果軽くコーチングコミュニケーションを学んだだけのなんちゃってコーチが大量発生しました。
相手の話を聞き質問で深堀していくというだけなら、それはコーチではなく話し相手です。
あくまでコーチはクライアントを理想の未来へ導くプロです。
コンサルタント同様そこにはなにかしらの専門性があってしかるべきですし、理想の未来実現のためなら教えることも当然やります。
話し相手レベルのコーチが世間にあふれたことも怪しいと思われてしまう理由の一つでしょう。
まとめ
今回はコーチングが怪しいと思われる理由について書いてきました。
・日本での認知度が低い
・無形サービスゆえわかりづらい
・なんちゃってコーチが世間にあふれた
コーチングは企業や個人を問わず、目標達成するため、成長するための手段としてどんどん広がっていくでしょう。
ただしく中身を理解して活用すれば、大きな成果を得ることができます。
またコーチによっては体験コーチングを実施していることもありますので、一度体験コーチングを受けてみるのも良いかもしれません。
私もキャリアに悩んでいる、もっと稼ぎたい、もっと家族や趣味の時間を取りたい、そんな悩みを抱える方向けのコーチングを提供していますので気になる方はお気軽にご連絡ください。
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