事業の作り方~この順番でやれば失敗しない~

スキルアップ

自分の事業を作りたくないですか?事業を作って大きくしたり、バイアウトしたりするのは一部の天才だけの話ではありません。

事業の作り方にも型があります。今回は失敗しない事業の作り方についてです。

本記事の内容
  • 事業を作るためのフレームワークがわかる
  • 事業を組み立てるステップがわかる
  • 事業計画書に必要な項目がわかる

失敗しない事業の作り方

事業を作る2パターン

事業を作る、起業する方法は大きく2パターンあります。

解決型:
社会の不から事業を考える方法
趣味型:
やりたいこと、得意なことを
活かして事業を作る方法

もちろんビジネスなので相手にメリットを与えられることが前提ですが、副業時代と言われる現代は趣味を活かした事業の立ち上げというのも増えてきています。

まずはそれぞれの特徴を見ていきます。

解決型

解決型は社会の不満・不便・不経済的などに対しての解決策を作るという考え方です。

社会における”不”は人々の仕事の中、生活の中にあり、以下のフレームワークで洗い出すことが出来ます。

まずは日常にある様々な不を書き出し、その不に共感する人がどれくらいいるかを調べます。その不に共感した人数が多い人の特徴を書きだすことで、その不を生み出す”課題”が見えてきます。

課題が見えてきたら、ダブルダイアモンド思考を用いた拡散と収束で思考を整理し、施策とその実現方法を導き出します。

このように人々が感じる共通の”不”を洗い出し、拡散と収束で打ち手を出すというステップで事業アイディアを作ることが出来るようになります。

趣味型

趣味型で事業を作るにはクロスシンキングが必要です。

現代の世の中はオープンソース化されており、今ある情報と今ある情報を掛け合わせるだけで新しいビジネスの機会があるためです。

例えばスタバ×TSUTAYAはカフェと不動産の掛け合わせとして成功した事例と言えます。ポイントは、本を売るために本を前面に出すのではなく、カフェを前面に出している点です。

このような事業を作るうえでは以下のようなフレームワークが有効です。

例えばスポーツジムをやりたい場合、それに興味を持つ人となぜ興味を持つのかを整理します。そのうえでそのような人は他にどんな興味があるかまで考えます。

このように【A】に困っている人は【B】を求めているが【C】にも興味があるという考え方で、掛け合わせを作るのです。

事業の組み立て

このような形で事業アイディアが出来たら、具体化に向けての組み立てを行います。

組み立てのステップは以下のように進めます。

事業段階の確認

事業はそのレベルに応じて段階があります。それぞれに応じた活動を実施し実現性を高めていく必要があります。

いきなり完成計を目指すのではなく、事業の状況を見極めその状態に即した検証を実施することがポイントです。

要因と原因を整理する

なぜその事業がうまくいくのか、ということを明確に整理するために、その事業が必要な要因と原因を整理します。

それは、要因と原因を整理することで打つべき施策がずれていないかを確認することが出来るためです。

例えば、雨の日は晴れの日の2倍交通事故が起こっているという事実があったとします。では交通事故の原因は”雨”なのでしょうか。

答えはNOです。このような間違いを起こさないために要因と原因を整理する必要があるのです。

要因に対しての解決策をいきなり考えるとずれてしまうことがあるため、上記のように結果から順番に整理していきます。

仮説立案

検討した事業に対しては、実行に移す前にロジカルに仮説を立てます。そのために行うのがフェルミ推定です。

例えば、座席数10席、浜松町駅付近、従業員数3名、ラーメン一杯650円の売上と利益の推定は以下のように推定を行います。

決して月1万円くらいのサブスクモデルならもうかるんじゃない?と感覚的に決めてはいけないことがポイントです。

3C・SWOT分析

続けて3C分析・SWOT分析を行います。特に3Cの中で自社の分析を中心に分析することで客観性を持った分析とすることが出来るようになります。

例)スタバの近くにカフェをオープンする場合

事業計画書の項目

ここまでの組み立てを元にいよいよ事業計画書を作っていきます。事業計画書の項目は以下の通りです。この項目がプレゼンの際のアジェンダにもなります。

ここまで行ってきた分析スキルがあれば、これらの項目を満たすことが出来ます。意外と趣味から誰でも事業が作れてしまうかもしれませんよ!

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